じゃらし日和

脳内整理

っぽくない漢字選手権!

 

 

こんにちは、じゃらしです。

 

突然ですが皆さん、『さんずい(氵)』が部首の漢字を思い浮かべてください。

 

いいですか?思い浮かべましたね?

本当に?それでいい?ちゃんと思い浮かべた?

 

『海』『池』『涙』『滝』『清』『液』『流』などなど

様々な漢字があると思います。

 

ちなみに『漢』もしくは『浮』を思い浮かべた方は素直で明るい方です。

優しい両親にたくさんの愛情を注がれて育てられてきたことでしょう。

そんな貴方の明日のラッキーカラーは群青色

 

 

さて、どうして今回皆さんに漢字を思い浮かべていただいたかと言いますと…

 

 

~ある日のこと~

 

私「あ~法律のお勉強楽しいにゃ~!憲法民法!刑法!法法法!」

私「say 法~!」

私「法~!」

私「say 法~法~!」

私「法~法~!」

私「ん?『法』ってよく考えたら氵』なんだな…『氵』って水属性のイメージあるのに…『法』って水属性か!?」

 

 

法学部生の私はその日から全く勉強が頭に入らなくなりました。

だって私、アチャモを選ぶタイプだもん。

バシャーモに進化させてにどげり覚えさせるタイプだもん。

私が勉強していた分野が水属性だったなんて認めたくないもん…!!

 

もうこんな思いはしたくない。

改めて漢字をよく知っておこう。

 

 

ということで、『っぽくない漢字選手権』を開催するのです。

 

『っぽくない』ということは、前提としてその漢字の部首のイメージが必要です。

といことで、今回は水属性の『氵』のように、属性持ちの部首にエントリーしていただきました。

 

エントリーNo.1!目にも優しい酸素製造機!

『くさかんむり(艹)』

もう名前についもうてるやん。草属性ですよ。

自然文明でも植物族でも草タイプで何でもいいけど。

 

 

エントリーNo.2!暑い暑いよ暑すぎる!

『ひへん・れっか(火・ 灬)』

知名度はそこまでありませんが、水属性と草属性が参加するなら外せません。

見ているだけで暑くなる炎属性です。サラマンダー!

 

エントリーNo.3!基本四足歩行のイメージ!

『けものへん(犭)』

由来は『犬』だそうですが、なぜ獣の代表が犬なのか。

そのまま獣属性です。わんわん!

 

エントリーNo.4!我ら人間の動きを表現!

『てへん(扌)』

一体どこが『手』なのでしょう。何故一本減らしたのか。

もう人属性とかで良いよね。あれ、それ一般人?

 

『さんずい(氵)』チャンピオンは『法』です。異論は認めません。『法』を変えたいなら議員になりましょう。)

 

 

以上4名が出揃いました!

血で血を洗う熾烈な戦いが始まります!

とは言ったものの、各グループのチャンピオンを決めるだけで、この4人で争うわけではありませんね。

 

 

それでは、参りましょう。

 

『くさかんむり(艹)』グループ!

 

『草』『花』『苗』『茶』…どこを見ても一面の緑ですね。

目に良いので3時間PC画面を見ていてもプラマイゼロです。

そんな中、(言われてみればこいつ草属性か…)と感じた漢字がありました。 

それは…

 

 

『芸』です。

 

 

『草』『云う』『芸』ですよ?

どういうことなんでしょうか。

「草を使って一発芸をしろ!」だなんて言われたら心が折れてしまいます。

葉っぱ一枚使って股間を隠すことしかできません。

涙を流して草に水を与えるだけです。

 

草属性のチャンピオンは『芸』にしましょう。

 

 

続いては…

 

『ひへん・れっか(火・ 灬)』グループ!

 

『灯』『炊』『焼』『爆』…本当暑いですね。

この文字の並び順…まるで炎技の進化のようですね。

きっと最後は自らの熱さに耐えることができずに、煤になるのでしょう…

 

どんな文字も『火』をつければ炎属性っぽさが増してしまいます。

 

『煮』『照』『焦』『熱』…こちらも暑いです。

『れっか( )』という部首名が既に暑いですもんね。

絶対『烈火』ですもんね。

 

そんな中…いました!

っぽくない漢字!

それは…

 

 

『無』です。

 

 

どうでしょう。

無「俺に属性なんてものはない…」

と言わんばかりの威圧感。

イメージカラーは白です。

 

次点で『熊』『点』だったのですが、『熊』はなんか強そうだし、『点』『点火』に繋げられる、との判断で『無』がチャンピオンです。

ちなみに『ひへん(火)』には暑い野郎しかいませんでした。

 

 

さて!残すは2つ!

 

『けものへん(犭)』グループ!

『猿』『狼』『狐』『狸』『猪』…不思議と獣臭いですね。

あ、私の部屋の匂いか。

 

ここで私は恐るべきことに気が付いてしまいました。

『狩』『狙』『犯』『猟』…なんと動作までも獣属性なのです。

「くっ…!こいつらは相手にするべきではなかった…!」

 

それでもいるものです。

獣臭くない漢字。

それは…

 

 

『狭』です。

 

 

ちょっとちょっと。

野蛮さはどうしたのよ。

ワイルドさ出してよ。

『狭い』って良い意味で使われることないじゃん。

『挟』と間違えられやすい辺りも、獣属性っぽくなさを感じます。

これはチャンピオンと言って良いでしょう。

 

 

いよいよ最後です。

 

『てへん(扌)』グループ!

 

『捨』『打』『掘』『探』『握』…圧倒的送り仮名をつけたい欲!

人間味を感じますね。

勝手に体が動いちゃいますねえええええああああああああああああ。

 

そんな中、人属性とは思えない漢字がいました。

それは…

 

 

『拶』です。

 

 

皆さん、この漢字わかりますでしょうか。

人間としての生活をしていれば一度は見たことあるはずです。

そう、『挨拶』『拶』です。

 

『てへん(扌)』の漢字を調べている時、この『拶』が目に入りました。

ふと、他にどんな熟語に使われているのか、どういう意味があるのか調べてみました。

すると、驚いたことに『拶』『挨拶』のためだけに存在しているようです。

なんなら『挨』『挨拶』のためだけだとか。

 

泣いちゃいました。

人々に挨拶の大切さを教えるためだけに存在している彼ら。

『あいさつ』って漢字で書けない人も少なくないのではないでしょうか。

ここでしか使われないからね。

 

『てへん(扌)』っぽくないどころか、漢字っぽくないこの漢字を愛してあげたいと思います。

 

 

なんとなくで始まったこの選手権でしたが、『挨拶』のおかげで目が覚めました。

おはよう、私。

属性で分けられたこの世界も、挨拶をすることで一つになり、素晴らしい世界になるのではないでしょうか。

言葉の壁をぶち壊しましょう!

っぽくないだなんて、勝手に見かけで決めつけるのは良くないぞ!

 

 

最後に、属性毎の文字数最多の方々に集まっていただき、締めの挨拶とさせていただきます。

 

『灣』蘿』『爛』『獺』『攬』

「それでは、ありがとうございました。」